なんかいいを集めた当店のヴィンテージ家具は
MADE in UK で
1960年代 
英国職人魂 が入っています
(価格はゾロ目です)
こっちのヴィンテージ
↑の画像をクリックをすると「全商品一覧」へ

Austinsuiteに関するあれこれ

オースティンスイートAustinsuiteの歴史 BVP解釈

  
Austinsuiteオースティンスイートは、英国を代表するヴィンテージ家具ブランドの一つで、20世紀初頭からミッドセンチュリー期にかけて、時代を超えた魅力とクラフトマンシップで愛されてきました。


Austinsuite歴史画像



創業者と背景

ブランドの創業者であるフランク・オースティンは、ユダヤ系移民の父親を持ちました。
父親のオースタイン氏は、オーストリアから英国に移住し、プリマス(英国南西部)で竹製家具会社を設立しましたが、若くして亡くなりました。
家具屋には、多くの移民がかかわっております。
ストーンヒルstonehillなんかもそうです。
生きるか死ぬかです。当時は。
第一次世界大戦中、姓を「オースタイン」から英語風の「オースティン」に改め、これが後のAustinsuiteのブランド名に繋がります。
移民であるがゆえに、こういうところも大切だったのかもしれません。

1928年 - 創業

1928年、フランク・オースティンとその3人の兄弟が家具事業を開始しました。当時は家具製造業が拡大する時期であり、特にロンドン郊外に住むニューリッチ層からの需要が急増。
1930年代には住宅の大型化に伴い、3ベッドルームの家が一般的となり、家具の需要も拡大しました。
この頃にブランド名「Austinsuite」が誕生しました。




Austinsuite歴史画像

第二次世界大戦とその影響

 
第二次世界大戦中、英国の多くの家具メーカーと同様、Austinsuiteも通常の家具製造を中断し、高い木材加工技術を活かして戦闘機の部品製造に携わりました。この期間、英国の家具製造業全体が停滞しましたが、戦後には復興とともに再び成長の機会を迎えます。

戦後 - ミッドセンチュリーの黄金期

戦後、Austinsuiteはミッドセンチュリーデザインの流行に乗り、時代の先端を行く家具を製造しました。
北欧デザインからインスピレーションを受けたシンプルで機能的なデザイン、チーク材やマホガニー材を用いた高品質な仕上げが特徴です。
さらに、優れたデザイナーを積極的に雇用し、クラフトマンシップを引き継ぎながらも新しいトレンドを取り入れる姿勢を持ち続けました。

現在の評価

Austinsuiteの家具は、現在では英国ヴィンテージ家具の象徴的な存在となっています。
クラフトマンシップと時代を超越したデザインが評価され、世界中で多くのコレクターや愛好家から愛されています。
特にそのデザインは、100年前の技術と戦争を乗り越えた歴史の重みを感じさせます。

BVP流解釈

ジープランG-PLANなどは、巻き貝の取っ手、特徴的な脚の形状、トーラアンドブラックシリーズなど、特徴的なデザインをしています。
一方、Austinsuiteオースティンスイートの家具には、派手さがありません。
ブリティッシュ・ミッドセンチュリー・シンプルモダンの王道とも言えます。
結果、細部までの思考、作りこみがされています。
個を出さないデザインです。
究極までデザインしないデザイン。
結果、職人の腕の見せどころになります。
シンプルなほどに、職人の腕が目立ちますから。


オースティンスイートAustinsuiteのロゴ


Austinsuiteロゴ画像
クラシックな金属プレートロゴ

「Austinsuite TRADE MARK」と刻印されたゴシック調の文字デザインは、黒地に金色の文字が使用されており、高級感と伝統を象徴しています。

一部のバリエーションには「B.S. 1960」や「LICENCE NO.」といった品質保証を示す情報が刻印されており、主に高品質家具の証として取り付けられていました。

この刻印は素材に直接施されるのではなく、金属プレートに刻印されたものを家具に取り付ける形が採用されていました。


Austinsuiteロゴ画像
レトロな印刷ロゴ(赤と白のモダンデザイン)

大胆な「a」の文字と「austinsuite」のロゴを組み合わせたデザインは、赤と白のカラーリングが特徴で、シンプルながらも印象的な仕上がりとなっています。

このデザインはミッドセンチュリー期のデザイントレンドを反映したモダンなスタイルを持ち、カタログや広告用に使用されていた可能性が高いです。

また、若い世代や時代の先端を行く層をターゲットとした販促物の一部として展開されていました。


Austinsuiteロゴ画像
小文字のゴールドスタンプ

「austinsuite」のロゴが全て小文字で記載されたこのデザインは、ミニマルで洗練された印象を与えます。

ゴールドカラーが採用されており、控えめながらも高級感を演出しています。

このロゴは、素材(木材など)に直接印刷または刻印されるスタンプ形式で表現されており、特に高級家具や限定品に使用されていた可能性があります。

また、木材の質感を活かすため、金属プレートではなく控えめなスタンプが選ばれるという配慮がなされています。

ゴールドスタンプ、やっぱりいいですね。




Austinsuiteロゴ画像
金属プレートの詳細情報付きバージョン

1番目の金属プレートと似たデザインながら、「B.S. 1960」や「LICENCE NO. 2011」といった詳細な情報が追加されています。

このデザインには家具の品質基準や製造年代を示す要素が含まれており、特定の品質基準を満たした製品に使用されていました。

これにより、消費者に対して信頼できる製品であることを示す役割を果たしています。



Austinsuiteのロゴデザインは、時代や用途に応じて多様なスタイルが採用されてきました。  
クラシックな金属プレートや洗練されたゴールドスタンプ、ミッドセンチュリーらしいモダンな印刷ロゴは、それぞれがブランドの方向性や時代背景を反映しています。
どれも高品質な家具の象徴であり、ヴィンテージ市場でもコレクターにとって価値の高い要素となっています。

オースティンスイートAustinesuiteのシリーズ

Austinsuiteの家具は、特定のシリーズ名が明記されている場合が少ないですが、製品ラインは主に1950年代から1970年代にかけてのモダンで機能的なデザインが特徴です。

Austinsuiteシリーズ画像
Bedroom Series(寝室用家具シリーズ)

【主なアイテム】
ドレッサー:大きな鏡と収納が付いたモデルが多く、ミッドセンチュリーモダンの影響を感じられる。
チェスト(タンス):3段~6段の引き出しタイプが中心で、スリムなデザイン。
ナイトスタンド:コンパクトで機能的なベッドサイドテーブル。

【特徴】
・チーク材を使用した温かみのあるデザイン。
・直線的なラインと丸みのある取っ手が特徴的。


Austinsuiteシリーズ画像
Living Room Series(リビングルーム用家具シリーズ)

【主なアイテム】
サイドボード: 横長で収納力があり、テレビ台や収納としても使用可能。
キャビネット: 扉付き収納や引き出しが付いたモデル。

【特徴】
・ シンプルで洗練されたデザイン。
・チークやローズウッドなどの高品質な木材を使用。
・一部のモデルでは彫刻的な装飾が施されている。


Austinsuiteシリーズ画像
 Dining Series(ダイニング用家具シリーズ)

【主なアイテム】
ダイニングテーブル:折りたたみ可能なエクステンションタイプが人気。
ダイニングチェア: 曲線的なデザインの背もたれと座面が特徴。

【特徴】
・実用性と美観を兼ね備えた設計。
・布張りまたはレザー張りの座面が使われることが多い。


Austinsuiteシリーズ画像
Office Series(オフィス用家具シリーズ)

【主なアイテム】
デスク:引き出しが左右または片側に配置されたモデル。
ブックケース:調節可能な棚や引き戸が付いたデザイン。

【特徴】
・シンプルで頑丈。
・小さめのサイズ感が多く、家庭内での使用にも適している。


Austinsuiteシリーズ画像
Occasional Series(補助的な家具シリーズ)


【主なアイテム】
コーヒーテーブル: シンプルなデザインでリビングに馴染む。
ネストテーブル: 重ねて収納できる実用的な設計。

【特徴】
・デザイン性と機能性を両立。
・チーク材のナチュラルな仕上げが際立つ。

たぶん週刊「少年ブリビ」

店長の絵

週刊少年誌をすべて読んで、
それでもまだ時間がある。
そんなときにお読みください。


店長日記はこちら >>

メンテナンスのこと

UNKNOWN これこそ職人による逸品

ジープランG-PLANに関するあれこれ

アーコールERCOLに関するあれこれ

ネイサンNATHANに関するあれこれ

マッキントッシュMCINTOSHのあれこれ

ヤンガーYOUNGERのあれこれ

ガイロジャースに関するあれこれ

White&Newtonに関するあれこれ

エリオッツに関するあれこれ

Dalescraftに関するあれこれ

Austinsuiteに関するあれこれ

サイドボードあれこれ

ダイニングテーブルあれこれ

ヴィンテージ家具に関するあれこれ

買付のこと

いらっしゃいませ

お店のこと

取扱説明書 返品保管など

ご自宅でのメンテナンス

英国ヴィンテージ家具デザイナー

ヴィンテージ家具の木材たち

ページトップへ