ヴィンテージ家具に関するあれこれ
なぜ!?英国ヴィンテージダイニングテーブルは伸長するの??
英国のヴィンテージダイニングはなぜ伸長(エクステンション)するタイプが多いのでしょうか?
ちなみにドロップリーフといって、折りたたみ式も多いです。
私、店長なりに調べて、考えてみました。
①物理的なスペース
日本と同じ島国である英国では19世紀に都市化が進み、住宅が狭くなる傾向がありました。
限られたスペースを有効活用するために、生まれた機能と言えます。
確かに、英国の住宅は狭い。
というか、無駄に大きくなく、居心地が良いです。
おなじ島国日本の建築界でも戦後に、最小限住居という思想がありましたね。
身体的スケールに合った住宅に適合するテーブルが伸長式テーブルであったのかもしれません。
②技術的な進歩
都市化が進んだ19世紀は、工業化が進んだ世紀でもあります。
英国では世界初の蒸気機関車が発明されたのは有名な話です。
昔、歴史の授業で学んだような気がする。。
工業化により、複雑な伸長式テーブルの仕組みを支える技術が発達したこともあります。
色々な伸長式テーブルがあるのは、英国職人の腕の競い合いでもあったのかもしれません。
そんな風に思うと、英国職人の息吹を感じることができます。
③ライフスタイル
家族や友人を招く、家族構成の変化、どのようなライフスタイルにも適応できるのが伸長式テーブルであったのかもしれません。
日本は座位ですから、テーブルを拡張するという発想がなかったのでしょうかね。ちゃぶ台ぐらいの高さの台をもう一つ置けばそれで済む。
英国は椅子とテーブルですから、伸長式のテーブルが必要となる。
テーブルを拡張したその時、椅子ってどうしていたのでしょうかね?
以上、英国ヴィンテージダイニングテーブルはなぜ伸長するのか?でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございまいした。
ヴィンテージサイドボード ランキングTOP3!
英国ヴィンテージサイドボードの(勝手に)ランキングTOP3!!!
何のランキングかというと、英国での知名度・人気度、個人的な経験値と少しの偏見が入っておりますので、ご参考程度にして頂ければと思います。
第3位は!
こちら!
ネイサンのサークルサイドボードです。近年英国のみならず、海外も人気のサイドボードになっています。
余談ですが、英国ヴィンテージ家具はヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどでも人気であり、環境保護の観点からか、単純にカッコいいからか、人気は増していくばかりであります。
こちらのサークルボードですが、技術的に難易度が高い部分があります。
それは、、、
サークルの部分。
木を円形状に加工する技術が簡単ではありません。北欧デザインと英国職人による技術がもたらしているサークルです。
個人的にはサークルの部分がスクエア型になっているタイプもあり、そちらも好きです。
第2位は!!
こちら!!
ジープランのロングジョン。
サイドボードの完成形と言っても過言ではありません。
脚のフォルム、それに載っている箱の部分。バランスが良い。
もちろん使い勝手もよしのサイドボードです。
なぜロングジョンという名前なのかは、分かりません。
サイドボードの上に立って、波乗りでもしたくなる気分?
スコッチウイスキー?
半世紀たっても新しさを感じるデザイン。マスターピースです。
そんなマスターピースを超えるサイドボードとは??
第一位は!!!
こちら!!!
マッキントッシュのDUNVEGANダンヴィーガン。
英国内において、今も人気を誇るサイドボードです。
北欧デザインを取り入れながらも、質実剛健。
ちなみに上の二つよりも、重量があります。
(店長の感覚です)
おそらくは、良き木材を選別して作られていたのだと、推測しています。
無駄な装飾は省き、主張しないながらも、存在感があり空気感を変えてくれる。
脚の形状や内部の棚板まで、計算されつくしています。
DUNVEGANは英国はスコットランドの都市の名前。
マッキントッシュはスコットランド発祥のブランドです。
おそらく、ネーミングをするに際して、これだ!となったと、勝手に妄想しています。
ブランド名であるマッキントッシュを超えて、サイドボードと言えば「DUNVEGANダンヴィーガン」と言わしめる逸品です。
以上、サイドボード勝手にランキングでした。
最後までお読み頂きありがとうございました。