なんかいいを集めた当店のヴィンテージ家具は
MADE in UK で
1960年代 
英国職人魂 が入っています
(価格はゾロ目です)
こっちのヴィンテージ
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ヤンガーYOUNGERのあれこれ

ヤンガーYOUNGERの歴史 BVP解釈

ヤンガーの歴史
ヤンガー(A Younger Ltd)は、20世紀半ばのイギリスで北欧デザインブームの中心にあり、時代の最先端を走り続けた家具メーカーです。
と言われる家具メーカーばかりなだから、困るのですが、これが事実なのであります。

19世紀から、手仕事による工芸が見直され、職人文化(これは職人が多いということではなく、職人を支える文化も含まれる)が根付いていたのが、英国です。

事実、ヴィンテージ家具市場では、ヤンガーYOUNGERのような中堅?クラスの家具の人気が衰えることはなく、王道好きの人から、マニアまで、幅広い層に支持されています。
クオリティはどれも、お墨付きです。
ジープランとクオリティの比較をすると、遜色ありません。
場合によっては、ジープランは大量生産ができましたので、ヤンガーは手仕事の分量が多かったかもしれません。
結果、表現の自由度が高くなり、かっちょいいものをデザインすることができたと思われます。

ヤンガーYOUNGERの家具は英国ミッドセンチュリー期に富裕層の憧れとして名を馳せたものの、生産数が少なかったため、現在では知名度が高いとはいえません。
ですので、ヤンガーYOUNGERのサイドボードはあれば、仕入れております。
良いんです。
なにより、モノが良い。
デザインが良い。


ヤンガーの歴史
◆ヤンガーYOUNGERの始まりと成長 
ヤンガーYOUNGERの創業時期については、記録が残されていないため正確にはわかっていません。
なんで残しておかなかったのかね~。
まぁ、職人出身であれば、それは納得です。
職人に会社としての歴史、そんなものは必要ありませんので。
必要なのは己の腕を磨くのみであります。

しかしながら、ヤンガーYOUNGERが生み出す家具の高い完成度やデザインの洗練さから、長いものづくりの歴史を持つと推測されています。

20世紀半ばの1950年代、ヨーロッパではスカンジナビアデザイン(北欧デザイン)が急速に人気を集めていました。
シンプルさと機能美を追求し、長く使い続けられるような生活文化が注目される中、イギリスの伝統的な家具メーカーも変化を迫られます。

その中で、ヤンガーYOUNGERは他社に先駆けて北欧スタイルの家具市場へ進出しました。


ヤンガーの歴史
◆デザインの革新と成功    

1955年、ヤンガーYOUNGERはジョン・ハーバート(John Herbert)をヘッドデザイナーに迎え、デンマークスタイルを取り入れた「モーゼル(Moselle)」シリーズを発表。
ジョンさん、今でいう、インハウス・デザイナーみたいなものかと推測されます。
英国のこの時代、あるいは今でもかもしれませんが、デザイナーの地位がしっかりと確立されている感じがします。
日本だと何というか、日建設計の○○さんみたいな?
ジョン・ハーバート(John Herbert)!と聞いて、あの人か!となる人は英国でもヴィンテージ家具業界の人ぐらいなのではないかと思われます。
でも、職人の技術と北欧デザインを融合させた数少ないデザイナーであることは間違いありません。

ちなみにデザインというのは、職人の技術、何ができるのかを理解しながら、構造的な部分も考え、デザインに落とし込んでいくもの。
だから、技術への高い理解度、そして、職人の気質を理解し、職人へのリスペクトなくしてできるものではないです。
特に、1950~60年代の職人、かなり気性が荒かったはずです。笑

さらに1957年には、高級木材であるチークやアフロモシアを使用した「ヴォルネイ(Volnay)」シリーズを展開しました。
このヴォルネイ(Volnay)シリーズは10年以上販売されるロングセラーとなり、ヤンガーの名声を確立するきっかけとなりました。
かなり、重厚感があって、すでに50年経っていますけど、もう50年ではなく、100年いけそうなシリーズである気がします。

1960年代に入ると、ハーバートのデザインは業界から高く評価され、ギルドの家具デザイン賞を複数受賞。
1964年には「フォンセカ(Fonseca)」シリーズでさらに6つの賞を獲得し、ヤンガーはイギリスを代表する家具ブランドへと成長しました。
フォンセカFonsecaも良いんです。
ダイニングテーブルとか、名作です。
脚が美しんです。

業界の評価は次のように語られています。
「ヤンガーの家具はデザインがモダンで独創的なだけでなく、熟練の職人が伝統的技法を駆使して仕上げている。その結果、厳選された木材の美しさが最大限に引き出されている。」

ヤンガーの歴史
◆北欧デザインからの転換
1960年代後半、北欧デザインがヨーロッパ全域で主流となる中、ヤンガーは意外な決断を下しました。
それは、スカンジナビアスタイルからの撤退です。
早い決断。
IKEAみたいなのが出てきている中で、安いスカンジナビアスタイルの脅威を感じ取った感性。
さすが。
というか、やっぱり装飾的な家具のほうが、職人としてはやりたいのかな?
人間変化を嫌いますから、あっぱれであります。
北欧デザインのための設備投資もしているでしょうから、なかなかの決断であります。
北欧デザインを取り入れたのもいち早かったですから、撤退も早い。
次の流れを作る。
流れに乗る。流行に乗る。
のではなく、
流れを作る。流行を作る。
それがヤンガーYOUNGERの精神かもしれません。

流行の真っ只中でのこの決断は、業界内外で驚きをもって受け止められました。しかし、それがヤンガーの次なるステージへの布石でした。


ヤンガーの歴史
◆新たな挑戦:トレドシリーズの成功      
1970年代に入り、ヤンガーはブランドを刷新します。
ジョン・ハーバートとアシスタントデザイナーのアラン・プレッジ(Alan Pledge)は、1972年にスペインのデザインから着想を得た「トレド(Toledo)」シリーズを発表しました。
またもや、ジョンさんです。
なかなかですね。
でもこういう場合、実際は弟子のアランさんのほうが、デザインをしていたりするんですよね。
スペインのデザインから着想って。
スペインの何ですかね??
カタルーニャ建築とか?
アルハンブラ宮殿的な?

北欧デザインとは一線を画す贅沢で装飾的なスタイルは市場を驚かせ、再びロングセラー商品となりましたとさ。

めでたし、めでたし。

ヤンガーのロゴ変遷だよ

ヤンガーのロゴ

**1955年頃〜1965年頃**
初期モデルには、黒い金属製のタグが鋲で取り付けられたロゴマークが使用されています。
このタグには白文字やゴールド文字のバリエーションがあります。
ヤンガーYOUNGERの家具の中でも、特に古い年代のものに見られるデザインです。
かなりシンプルですね。
小文字でyounger。

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ヤンガーのロゴ
**1960年頃〜1970年頃** 
この時期も引き続き黒い金属製タグが使用されていますが、「A. Younger Ltd.」という文字が含まれたデザインが特徴です。
このロゴは、ヤンガーの代表的なシリーズであるvolnayヴォルネイやfonsecaフォンセカにも多く見られ、比較的流通量が多いタイプです。
ジョンさんが加わった後ですから、ジョンさんがデザインしたものと推測しております。

A.YOUNGERの「A」の持つ意味。
初期のころにニクソン家によって経営されていたとの記載があります。
Youngerは英国では一般的な名前だと思っていたのですが、
これはYoungerは名前ではない説、あるのではないかと思っております。
A.Younger
Aは、「ある」みたいな。
A.Youngで
「ある」「若者」
A.Youngerで
「ある」「より若い世代」
みたいな。
若者は時代の最先端ですから、常に先を行くという意味。
TOLEDOシリーズへの転換も、まさに、このロゴを体現している気もします。
この解釈、あると思います。

そういった意味を込めて、ジョンさんが考えたものかもしれません。


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ヤンガーのロゴ
**1970年頃〜1980年頃**.   
1970年代に入ると、ロゴはシールタイプに移行します。
この時期のシールは白地にPOPなフォントで「YOUNGER」と大文字で記されています。
再び、小文字になります。
gが結構特徴的ですね。
ヴィンテージ市場では、この時代のヤンガー家具も比較的よく見かけます。

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最近のものなので、手元にない↓
**1980年頃**
1980年代以降のロゴは、北欧スタイルから撤退した後に使われたものとされています。
ベージュ系のシールに大きく「YOUNGER」と記され、その下に「Younger Furniture」という文字が追加されています。
このロゴが北欧デザインの家具に付けられているケースは少ないとされていますが、専門家の間でも意見が分かれる部分です。

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ヤンガーの家具は、もともと生産台数が少なく、ロゴの違いから正確な年代を特定することは容易ではありません。
文献も少ないし、会社の歴史も少ないので。

しかし、上記の特徴を目安にすることで、ある程度の判別が可能であります。

でも、シールに価値は見出していないのかなと。
職人ですから、出来上がった「もの」で勝負なんです。

たぶん週刊「少年ブリビ」

店長の絵

週刊少年誌をすべて読んで、
それでもまだ時間がある。
そんなときにお読みください。


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