サイドボード言えば、マッキントッシュのDUNVEGAN!いや、DUNVEGAN!
デザインはシンプルでありながら、品格を放っています。
装飾を排除し、引き算によってデザインされたサイドボード。
それがこのDUNVEGAN。
なんでもないのだけども、なんでもある。なんかある。
千利休の茶室のような。
龍安寺の石庭のような。
そんな静けさをもつサイドボード。
メンテナンスをしていると分かる良質であることが。
DUNVEGANに関する記事は↓をご確認ください。
【英国ヴィンテージサイドボードの(勝手に)ランキングTOP3!!!】はこちら
横幅2メートルの収納力バツグンの頼もしいサイドボードは、リビングの細々としたアイテムの整理整頓にもってこい。これだけ存在感がありながらも、特徴的な細身の脚がお部屋を圧迫することなく美しくまとめてくれます。
若干の使用キズはあるものの、目立つダメージはなく総じて年代以上の綺麗なヴィンテージコンディションです。構造面も含めて今後も十分ご愛用頂ける一台です。
見れば見るほど、良いなぁコレ、と感じる一品です。
私が想うヴィンテージ家具の想い出(妄想)
スコットランドの都市エディンバラのアパートメントにて。
窓辺には色とりどりの植木の花、窓からは街並みが広がる。
床板は自分で張り替えた無垢板で部屋にはアートも飾られている。
デザイナーであったそんな男性が、選んだサイドボード。
この家具に出会った時の男性の気分の高揚が今も感じられる大切に扱われてきた使用感。
そんなことを思わせてくれるこちらのマッキントッシュ製のサイドボード。
マッキントッシュはスコットランドに存在した家具ブランドです。
そして、半世紀経っても高揚させてくれるデザイン。
そんなことを想い、メンテナンスをしています。
■メンテナンスとケア
クリーニング後、オイルメンテナンスをしました。
普段のケアは乾拭きにて。
半年に一度、あるいは汚れが気になった際に、HOWARD PRODUCTS社のオレンジオイルを使用すると良いです。
ごはんをこぼして、カピカピになっているなんて時には、水拭きではなくオイルで汚れを落とす。
塗装され量産された家具とのケアの違いは、ただそれだけです。
古い綿100%のハンカチやTシャツの切れ端に、オイルをしみこませて磨く。
塗装は残っていますので、塗装を保護する目的です。
塗装というのは乾燥すると、お肌と同じように剥がれてきます。
オイル磨きは2~3分で終わります。その後、すぐに乾拭きしても良し。数時間おいて馴染ませてもよしです。
50年以上経過してもなお問題なし。
経年変化をさらに楽しめます。
職人の魂が入っていて、タフにできています。
■製造:1970年代
■生産国:イギリス
■デザイン:マッキントッシュ
■サイズ(cm):幅201.5/奥行46(取っ手2.5)/高76
■メンテナンスはクリーニングとオイル仕上げです。塗装を残し、ヴィンテージ感を残すことを大切に、仕上げました。普段のお手入れは乾拭きがおすすめです。1年に一回オイルで磨いてあげるとベターです。
右側のドリンクキャビネットは、幅47cm、奥行き43cm、高さ44cm。上部にはマッキントッシュ特有のスライド式のバーカウンターテーブル(幅44.5cm、奥行き23cm)が付属しています。ここでブランデーの用意を・・・、スマートすぎて痺れます!
中央の開き収納は幅100cm、奥行き42.5cm。棚(奥行20~39cm)は固定式で上部下部ともに高さ約23cmの使いやすいサイズです。
左側引き出しは、幅45cm、奥行き38cm。深さは上から6.5cm→14.5cm→14.5cm。上段のブラックの中敷は新調済み。時計やアクセサリーなど、大切なアイテムをしっかり保護して収納するにのピッタリです。
発送ランク:家財便E
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1950年代~1960年代において、マッキントッシュのロゴには、スコットランドのシンボルであるアザミと王冠が描かれています。
スコットランドの風土を誇りに、スコットランドの職人を誇りにしている、そんな背景が見て取れます。
奇をてらわないデザイン、オーセンティックでありながらも洗練された雰囲気を放つ家具を多く残しています。