ヴィンテージ サイドボード
ノーブランドのサイドボードの中では一番良いかも。これ。
ビビッと来たので、仕入れました。
ノーブランドとは何かを語ります。
ジープランは製造工場を持ち、自社の販売ルートがありました。
製販一体です。
そのため、大規模な広告も打てるわけです。
一方で、英国には中小企業が多く存在していました。
60年代、70年代になると、大手家具製造会社は自社の工場では、生産が間に合わなかったはずです。
そのような時期があったはずです。
工場の生産ライン拡充はすぐにはできませんので。
そういった際に、下請けに依頼をしていたはずです。
そして、受けることができる小さな家具製造会社があったはずです。
小さな家具屋さんは、自分でも家具を製造していたはずです。
でも、販売ルートがないので、家具販売会社に卸していたはずです。
自社で広告を打てる体力はありませんので、ブランドとしての認知はされませんでした。
●●畳店、●●電気のように、地元民に愛される家具屋さんだったはずです。
そんな小さな家具屋さんが作ったサイドボードです。
職人であることは間違いない。
そして、大手家具製造会社よりも、時間をかけ丁寧に作られたはずです。
広告をしていませんので、原価は材料だけですから、それができる。
そして、地元の小学校の机などを直して、そちらで家計を支えていたはずです。
このサイドボードは趣味の領域かもしれません。
だから、愛情もこもっているし、手が込んでいるはずです。
このサイドボードを見ればわかるんですそれが。
ちなみに上記のストーリーは店長の妄想です。
しかし、7割ぐらいはあっているはずです。
無名の職人たちに関して、日々情報収集、考えております。
そのうちまとめたいと思います。
取っ手がほぼすべてクラックが入っております。
また無名ということもあり、価格は10万円を切る値段で設定しました。
■メンテナンスとケア
クリーニング後、オイルメンテナンスをしました。
普段のケアは乾拭きにて。
半年に一度、あるいは汚れが気になった際に、HOWARD PRODUCTS社のオレンジオイルを使用すると良いです。
汚れが気になった際には、水拭きではなくオイルで汚れを落とす。
塗装され量産された家具とのケアの違いは、ただそれだけです。
古い綿100%のハンカチやTシャツの切れ端に、オイルをしみこませて磨く。
塗装は残っていますので、塗装を保護する目的です。
塗装というのは乾燥すると、お肌と同じように剥がれてきます。
オイル磨きは2~3分で終わります。その後、すぐに乾拭きしても良し。数時間おいて馴染ませてもよしです。
50年以上経過してもなお問題なし。
経年変化をさらに楽しめます。
職人の魂が入っていて、タフにできています。
■製造:1960年代 推定
■生産国:イギリス
■サイズ(cm):幅160.5/奥行42.5/高69
◾️当店の商品は全てビンテージ品となります。心をこめてメンテナンスしていますが、多少のキズや汚れなどのダメージはどの商品にも必ず見られます。長年愛用されてきた味わいも含めて、ビンテージ品を楽しんで頂けると幸いです。
発送ランク:家財便D
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1点1点、商品の状態を確認し、ヴィンテージ家具の良さを引き出すメンテナンスを行っています。