ヴィンテージ サイドボード
英国というのは、どちらかというと薄暗く、じっとりとしたイメージです。
これは英国人自身にとっても同じイメージです。
ではこのサイドボードは誰が作ったのでしょうか?
100年前の英国における家具職人の中には、移民が多くいました。
例えばNATHANなんかはロシア系の名前だそうで、当時の家具職人の本には、多くのNATHANという名前が存在しています。
なぜこのサイドボードを作ったのは誰なのかを考えているかというと、それは陰です。
陰がデザインされています。
しかしながら、前述のとおり、英国人にとって、英国のイメージには太陽はなく、影はないのです。
そんなことから、この家具は100年前に移民として英国に渡り、そこで家具職人として活躍していた人物なのではないかと、妄想をしております。
どんな故郷を思い浮かべていたのでしょうか?
陰で奥行きが生まれる。取っ手の円は、月を表現しているかもしれません。
陰により取っ手の印象が左右で変わる。
夕日で撮ってみました。陰と影。
店長の影。
■メンテナンスとケア
クリーニング後、オイルメンテナンスをしました。
普段のケアは乾拭きにて。
半年に一度、あるいは汚れが気になった際に、HOWARD PRODUCTS社のオレンジオイルを使用すると良いです。
汚れが気になった際には、水拭きではなくオイルで汚れを落とす。
塗装され量産された家具とのケアの違いは、ただそれだけです。
古い綿100%のハンカチやTシャツの切れ端に、オイルをしみこませて磨く。
塗装は残っていますので、塗装を保護する目的です。
塗装というのは乾燥すると、お肌と同じように剥がれてきます。
オイル磨きは2~3分で終わります。その後、すぐに乾拭きしても良し。数時間おいて馴染ませてもよしです。
50年以上経過してもなお問題なし。
経年変化をさらに楽しめます。
職人の魂が入っていて、タフにできています。
■製造:1960年代 推定
■生産国:イギリス
■ブランド:unknown
■サイズ(cm):幅182.5/奥行41/高74
◾️当店の商品は全てビンテージ品となります。心をこめてメンテナンスしていますが、多少のキズや汚れなどのダメージはどの商品にも必ず見られます。長年愛用されてきた味わいも含めて、ビンテージ品を楽しんで頂けると幸いです。
状態は写真にてご確認ください。ご不明点はお気軽にご相談ください。
発送ランク:家財便D
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