イギリスよりビンテージ家具をいっぱいに載せたコンテナが到着しました!
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。こんにちは。
4月に送ったイギリスのコンテナがやっと届きました!
今回も、ポール店長があちこちをまわって
オシャレなもの、カッコいいもの、可愛いもの、珍しいもの・・・
色んな家具を集めましたよ。
現在の家具収納率は・・・たぶん200%以上!
とっても身動きとりづらい倉庫ですが
少しずつ整理して商品アップを進めていきたいと思います。
ご予約頂いているお客様は、準備が整い次第ご連絡差し上げますので
今しばらくお待ち下さいませ。
以下はコンテナが入庫した日の様子です^^
毎回こんな感じで全部手作業しているので、けっこうな重労働です。
総勢6名で何往復もしてたくさん運びました!
恒例のみんなでランチ。今回は夏らしくタコスにしましたよー!
この楽しい時間があるから、頑張れるってもんです^^
無事おさまった家具達を眺めていると感無量。
年に数回の大仕事ですが、スタッフのみなさんも本当にお疲れさまでした!
それでは、新商品アップをお楽しみに!!!
EU離脱したイギリスの仕事観を考える
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。こんにちは。
最近kindleを購入したことから、
小学生の時に図書委員だった私に読書熱が復活しています!
今読みたいなぁと思っているのは、
イギリス人の割り切ってシンプルな働き方
“短く働く”のに、“なぜか成果を出せる”人たち
という本。
この本の中では、労働時間は日本より短いのに生産性の高いイギリス人の働き方が取り上げられています。
イギリスにいた6年の間。
唯一の日本人という環境でどっぷりイギリス流ワークスタイルを経験した身としては、
手放しでイギリスがいい!とは全く思いませんが(笑)
日本人個人が無理をせず、幸せに働くために参考にできる部分はあるように思います。
この流れで最近小さく衝撃だったのが、ポール店長が英国免許の書き替えを行った時のこと。
日本にいる時に有効期限が切れていることに気づき、もう渡英の仕入れ時には間に合わない!
国際免許をとるしかない?と焦りを感じていたのですが・・・
よく調べてみると、今はネットからでも書き替え申請ができるとのこと。
国外にいてもイギリスパスポートを持っていれば大丈夫。
なぜパスポート?と思いましたが、ここに画期的な理由があったのです!
パスポート所持者であれば国内にデータがあるので、新しい免許用の写真すら必要ないとのこと。
データをもとに写真をそのまま使用して免許証を作成してもらえるのです!
オンラインの申請書に入力して、支払いはカードで完了。
半信半疑でしたが、後ほどちゃんと新しい免許証が郵送されてきました!
日本だったら下手したら半日有給とっての免許の書き替えが、外国にいながら自宅で5分。
しかも有効期限は10年!
イギリスは、お役所関係でもテクノロジーの変化をうまく取り入れ、順応しながら改善している部分はすごいと思います。
このおかげで、どれだけの人件費と時間が節約されていることか!
ただマイナンバーではないですが、
それだけ個人が国にしっかり管理されているということではありますし、
テクノロジーに疎いお年寄りなどは疎外されやすいという問題点も存在するだろうとは思います。
ただ、めちゃくちゃ時短で効率的であることは間違いないです!!
「日本人は、残業も含めて勤務時間が長いわりには生産性が高くない。」というのは
世界基準のデータでも明らかなようです。
残業したり持ち帰って仕事をしている人ほど、
「いつも頑張っている」「えらいね」と評価される日本。
イギリスだったら、同情はされても評価には繋がりにくく、
逆に仕事の遅い「できない人」だと思われかねません。
イギリス人が重視するのは成果や結果であり、そこにかけた時間ではないからです。
「効率的に働いて生産性を高める、そして生み出した時間を楽しいことに充てる」
これぞ、WORK for LIFE(生きる為にはたらく)の考えが根底にあるイギリス人の仕事観です。
ともすれば、LIVE for WORK(仕事の為に生きる)になりがちな頑張りやな私たち日本人。
さぁ、私たちはどうやって生きていきましょう?!
ヴィンテージ好きなら知っておきたい!イギリスを代表するデザイン・家具メーカーのまとめ◆前半◆
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。こんにちは。
本日は、1950-80年代を中心に数多くの素晴らしいデザインを生み出してきた 、イギリス家具メーカーとブランドを紹介します。
それぞれにストーリーや歴史があり、知っているからこそより愛おしく思えるもの。
北欧やUSA家具とはまたひと味違う,イギリス生まれのヴィンテージ家具の魅力全開です!
G-PLAN/ジープラン(イギリス 1952-)
G-planは、1952年に家具メーカーE.Gomme社が発表したブランドです。
様々なスタイルの家具を製作しましたが、特に1960年代にデンマーク人デザイナーによって生み出された北欧テイストの家具は、英国古来の家具職人の技術力に後押しされ世界中で大流行しました。
当時のシリーズは、近年ヴィンテージ家具としてイギリス国内はもとより、アメリカ、オーストラリアなどの欧米国でも広く人気を集めています。
イギリス人職人の丁寧なものづくりは非常に完成度が高く、観るものを納得させる確かなクオリティが備わっている一流品です!
ERCOL/アーコール(イギリス 1920- )
アーコールは、1920年にイタリア移民のルシアン アーコラーニー(Luciano Randolfo Ercolani)が一代で築き上げた、イギリスを代表する老舗家具メーカーです。
アーコール特有の繊細なラインは、総無垢の家具でありながらもナチュラルで軽やかなデザインを実現。構造面でも工夫が盛り込まれ、手直しを加えながら何世代にも渡って使える実用的な家具です。現代のインテリアとも違和感なくコーディネイトでき、且つしっかりとした存在感を持つビンテージアーコール。雑誌やCM、カフェ等のメディアでも幅広く扱われています。
AH McIntosh/マッキントッシュ(イギリス 1869-)
アレキサンダー・ヘンリー・マッキントッシュ(Alexander Henry McIntosh)が1869年にスコットランドの小さな町で始めた家具業が、現在では世界中にコレクターの存在するマッキントッシュ家具のスタートになります。当時の英国において、特に進歩的ミドルクラス層をターゲットに質の高い家具を提供し、1960年代には当時の最先端の流行だった北欧デザインをいち早く取り入れ、大きな成長を遂げました。そのスタイリッシュなデザインと素材、造りの良さは、現在のイギリスでも非常に高く評価され、ジープランを超えて熱望されるビンテージ家具メーカーでもあります。
NATHAN FURNITURE/ネイサン ファニチャー(イギリス 1916-)
ネイサン ファニチャーは、1916年にロシア生まれのバーネット ネイサン(Barnett Nathan)がイーストロンドンで手作りの家具を販売したことが始まりです。戦時中は政府向けの弾薬箱の製作をして生計を立てるなど、厳しい状況下でも不屈の精神でビジネスを成長させた誇り高きメーカーです。
1952年に息子達がビジネスに加わると、事態は急速に発展しました。彼らは良いデザインに投資する必要性、ダイニング家具にフォーカスして事業を展開しました。1963年には当時最も求められていた北欧デザインの家具作りに専念し、シンプルでエレガント、実用性と品質の高さを兼ね備えた家具を多く生み出しました。現在でも当時の伝統を守って製造を続けている、数少ないメーカーの一つです。
JENTIQUE FURNITURE / ジェンティーク(イギリス 1930年代-)
JENTIQUE(ジェンティーク)社は、有名なおもちゃ職人であったご主人とその奥さんというJenkins(ジェンキンス)夫妻が創業した家具メーカーです。
どこか愛嬌のあるデザイン、フェミニンな優しさを感じるデザインなど、異色な経歴をもつジェンティークならではの特徴があります。国内ではまだあまり知られていませんが、G-planやNathanなどと並ぶ良質なブリティッシュビンテージモダン家具として、イギリス国内や欧米諸国でその魅力が高く評価されています。
A YOUNGER Ltd. / ヤンガーファ二チャー(イギリス)
ヤンガーファニチャーは、1950年~60年代にかけて特に見識の高い裕福な層をターゲットに、小ロットの家具を一流の職人達につくらせ、限られた特別な人たちだけが手にいれることのできる最高級の家具を生み出してきました。
代表デザイナーJohn Herbertを筆頭に、当時誰よりも早く北欧デザインを取り入れたのもヤンガーファニチャーです。常に近代的で洗練された家具づくりのパイオニアとして、現在でも隠れたコレクターの多いメーカーの一つです。デザインもさることながら、その造りと素材の良さは今見ても圧巻です!