英国流デッキチェアの使い方


こんばんは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。

まだまだ寒い日が続き、東海地方でも時々粉雪が舞っていたりしますが、
みなさんの地域はどうですか?

気分だけでも暖かく!というわけで、本日は当店でも扱っている
イギリスのデッキチェアをご紹介したいと思います。

日本でデッキチェアというと、イメージはビーチなどの砂浜。

まさしく夏のイメージかもしれませんが、イギリスではもう一つ意外な場所で
デッキチェアが広く使用されています。

それは、公園です。


イギリスではこんなふうに、天気が良くなってくると、公園にずらりとデッキチェアが並びます。

確かに座り心地もいいですし、とってもリラックスできるので、ビーチだけに留めておくのは
もったいないですよね。

でも、「どれどれ・・・」と気軽に腰かけると、ちょっとビックリしたことになります。

実は、このデッキチェアは有料なのです!

数秒もしないうちに、どこからか係員が現れ、ロンドンの有名どころパークなんかだと
1時間につき200~300円程度徴収されます。

澄んだ空のもと、自然の中でまったりと過ごす休日。
本でも読んでゆっくりできたら、これに勝る癒しは都会ではなかなか難しいのかもしれません。

これを高いととるか、安いととるか・・・。

さて、そんなデッキチェア。

昨年世界最大のものがイギリスのビーチに登場して、話題を呼んでいました。

高さ8,5mもあり、クレーンで搬入されたそうです。

こういうユーモアのセンスは、完全にイギリス的だなぁと思います。

当店のデッキチェアを見てみたい方は、コチラからどうぞ。(レアなビンテージカラー2色あります)
折りたたみできるので、ベランダで使ったりイギリスっぽくピクニックに持ち出すのも素敵ですね。


G-planジープランのデスクでつくるSOHOな空間。


こんばんは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。

本日は、G-planの家具の中でも、個人的に特に気に入っているデスクをご紹介します!


初めて見たときから、このデスクのイメージは自分の中ではSOHOでした。

座り心地の良いシートにもたれ、コーヒーでも飲みながらPCに向かって仕事をする渋い姿は・・・
作家、翻訳家、それとも弁護士?

なんでもいいのですが、このデスクにはそんな大人の落ち着きやラグジュアリーさを感じます。

G-planフレスコシリーズ特有のハンドルや脚のデザインもあると思うのですが、
やっぱりビンテージ品だけが持つ、チークの質感なんだと私は思います。

全体に無垢チーク突板が使用され、木が現在でも呼吸をして生きているため、
年月を経て色味が濃厚になり成熟した美しさがあります。

デスクのデザインをよく見てみると、天版が浮いているように見えますね。
そのため英語では、「Floating(浮いている) desk」フローティングデスクとも呼ばれます。

ブラウジングしていたら、NYのショップでも全く同じ商品を取り扱っていました。

さすがG-plan。しかもフレスコシリーズ。
イギリス国内でも人気がありますが、世界中のオシャレさんに人気があるんですね。

PCを置いてもまだ十分なワークスペースがあるので、実用面でも優秀です。

天板の状態も非常に良く、大切に使われてきた歴史がしのばれます。
全体的にメンテナンスもほとんど必要なく、ここまで良好なビンテージ品にはなかなか巡り合えません。

同タイプデスクの商品ページを見る。

当店では、Pieffのレザーアームチェアをコーディネートして、さらにクールな空間を作ってみました。
このチェアの商品ページを見る。(在庫なし)


英国家具デザイン界の巨匠ロビン・デイ


こんばんは。
英国ヴィンテージ家具、アンティークのセレクトショップ
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。

ずいぶんと涼しくなって来ましたね。
熱いお風呂にゆっくりつかる瞬間、日本人でよかったぁ!と至福を感じますね~。

さて、今日は英国デザインについて。

イギリスに住んでいた頃、家具だけでなく建築物やサイン、スーパーのパッケージなど色々なものに
深く影響を受けました。
何気ないものでも、やっぱりどこか色使いやロゴ、デザインが冴えているんですよね。

それもそのはず、イギリスでは例えば公共の場で使われる物にもちゃんとしたデザイナーを起用して
いるんです。

その一つの良い例が、イギリスで最も成功を収めた家具デザイナーのロビンデイです。

ロビンデイは、「英国のイームズ」とも称される偉大なデザイナーであるにも関わらず、
そのデザインは、公立の学校や地域の公民館、はたまたロンドンの地下鉄でも見ることができるのです。

このベンチは彼がデザインしたものです。
日本だったら、JRの駅のベンチがカリモク!とでもいった感じでしょうか。
なんとも贅沢ですね。

2010年に亡くなるまで精力的に活動を続け、そのキャリアは日本でも良く知られているErcolアーコールやHabitatハビタの家具デザインへも及びます。

当店では、そんなロビンデイの1960年代ビンテージアームチェアをストックしています。
トレンドに左右されない、シンプルで実用的ななデザイン。

生前、「デザインは人々をより幸福にするための物でなくてはならない」、と言っていた彼の言葉を
思い浮かべながら座ると、なんだかとても感慨深いものがあります。

当店のロビンデイチェア在庫については、こちらをご覧ください。

ロビンデイの生い立ちについて

1915年イギリス有数の家具産地ハイ・ウィッコム生まれ。
1939年ロイヤルカレッジ・オブ・アート・ロンドン卒業。
1942年、テキスタイル・デザイナーのルシアンと結婚。
1948年妻と共同でデザイン事務所を設立。
     グラフィックデザイン、インダストリアルデザインを手がける。
     同年ニューヨーク近代美術館(Museum of Modern Art=MoMA)で開催された
     「ローコスト家具デザインコンペ」で『ローコスト・ストレージ・ユニット』が大賞を受賞する。
1963年 デザインした『ポリプロップス』は1400万脚を売る大ヒットとなる。
1974年~1980年 ロンドン家具スクール(London School of Furniture)を主宰。
2010年 享年95歳

      英国の戦後の家具デザイン界に斬新なデザインと素材で新風を吹き込み、
      モダンデザインをイギリスの大衆に広めるという功績を残した。