ビンテージ家具とディテールと神と


神は細部に宿る。

20世紀を代表する建築家であるミース・ファン・デル・ローエの言葉です。

聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

英国ビンテージ家具においても、同じ要素があります。

クラフトマンによって作られた家具たち。

サイドボードの取手、コーヒーテーブルの脚、テーブルの角の仕上げなど、美しい。

それらが、家具全体に与える影響も大きいです。

部屋全体に与える影響も大きくなります。

なので、細かいことも気になります。

細かいことを気にして、英国ビンテージ家具と向き合っています。

細部にこだわったビンテージ家具はこちらInstagram


英国とタータンチェックと椅子と


突然ですが、タータンチェックと聞いてどんな柄を思い浮かべますか???

タータンチェックの歴史は古く、紀元前3世紀ごろまで遡るそうです。

当初は、スコットランドのクラン(clan)と呼ばれる氏族や部族が、自身のアイデンティティや所属を表すために特定の柄を用いていましたそうです。

中世から近世にかけての領土争いや抗争を繰り広げられた時期のタータンチェックは、戦闘服や軍服としても使用されました。

また、スコットランドの各地域で特定のタータンチェックが発展し、地域のアイデンティティを表す要素としても重要な役割を果たしました。

そのような混沌とした時期を経て、18世紀後半になるとタータンチェックの使用は制限されました。

19世紀になると、スコットランドのタータンチェックは再び注目を浴びるようになります。

そのきっかけはあのヴィクトリア女王です。女王がスコットランドを訪れ、スコットランドの伝統文化に興味を持ったことがきっかけです。

ヴィクトリア女王の支持により、タータンチェックはスコットランドの伝統的な衣装として復活し、広く愛されるようになり、現代に至ります。

ちなみに、タータンチェックはスコットランドの登記所にて管理されています。

タータンチェックを登録するためには、特定の基準と手続きが経る必要があります。

現在、数千種類のタータンチェックが登録されており、新しいパターンやデザインが継続的に登録されています。今も進化しています。

 

チェックと言えば英国、英国と言えばチェックですね。

英国の歴史とアイデンティティを感じるチェックの椅子Instagram


ジェンティーク(JENTIQUE)家具とは■北欧系イギリス生まれのヴィンテージ■


特集

 

こんにちは。
輝くまで磨き上げられた品質・英国仕込みビンテージ家具店のブリティッシュ・ビンテージプラス店長です。

本日は、日本でもじわじわと人気を高めている『ジェンティーク家具』その人気の秘密に迫ってみたいと思います。

JENTIQUE(ジェンティーク)には、他の英国家具メーカーと決定的に違う点があります。

それは、創業の成り立ちです!

 

他メーカーの創業者が何らかの家具業界出身であるのに対し、ジェンティークの創業者Geoffrey Bowman Jenkinsは、元『玩具(おもちゃ)職人』。

そのJenkins(ジェンキンス)が、1930年代に妻と二人でイギリス東部の街Derehamで始めたの家具作りがJENTIQUE(ジェンティーク)社の始まりです。

 

言われてみると・・・

ジェンティークの家具には、ど こかデザインに愛嬌があったり。

フェミニンな優しさを感じたりと、他メーカーにはない独特の魅力があることが分かります。

 

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まずはこのシンプルな取っ手デザイン。
ジェンティーク家具の最も代表的なデザインで、サイドボード、ライティングデスクなど収納家具の取っ手の多くがこのデザインです。

このなんとも気取りのなさが、北欧テイストのインテリア好きな方たちに受け入れられているのかなと思います。

本当に自然体で味があるあたり、日本人の美的感覚に近いです!

 

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脚のほうに目を向けると・・・

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こんなふうに、まるでシルバーの靴をはいているようなキュートなデザイン!
これもまた、ジェンティーク家具でよく見られるデザインなんですよ。

この靴の部分は実はネジ式になっていて伸びたり縮んだりするので、高さ調節や設置時に水平をとるときに一役かってくれるんです。
こんなアナログ構造にも、古き良きおもちゃ職人らしさが出ていると思います。

 

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どことなく丸みのあるラインも、ジェンティークらしさ。
シンプルで温かみが感じられ、愛おしい気持ちになるような家具がたくさんあります。

 

ちょっと抽象的ですが、母性的な感じだと私は思っています。
だからかな、女性の方にとても人気があるんですよ。
また明るい色味のチークを使っている事が多いので、共通の取っ手デザインとともに
セットで揃えた時に統一感のある空間がつくりやすいこと。

全体的に、日本の住宅に似合うような小ぶりの家具が多い事。

これらもジェンティークの大きな魅力だと思います。

 

異色な経歴をもつジェンティークならではの、知る人ぞ知る特徴の数々。

 

国内ではまだ知名度は低い方ですが、

G-planやNathanなどと並ぶ
良質なブリティッシュビンテージモダン家具として
イギリス国内や欧米諸国では高く評価され ています。

 

数は多くないですが、当店でもがんばって仕入れているブランドの一つです^^
ぜひ気になった方は、のぞいて見て下さいね。

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店長より


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【お店のコンセプト】

品質第一、クラフトマンシップを大切に。

ヴィンテージ家具は確かな技術でメンテナンスをしっかりして、磨き上げることで光沢を放ちます。

我々はヴィンテージ家具の良さを最大限に引き出すメンテナンスを心がけています。

100年もののヴィンテージ家具に育てていける家具を提供していきます。