ヴィンテージだったり骨董品だったり。やっぱり古いものがスキ。
こんにちは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。
毎日暑い日が続きますが、みなさんお元気ですか?
夏になると、なぜか気分が高揚してお出かけしたくなるのは私だけではないはず。
子どもがいると、なかなか以前のように大人中心の外出をすることもできず、
どうにかして大人も子どもも楽しめる場所はないものか・・・と探して回るのですが。
先日の行き先は、なかなかのヒットでした!
愛知万博の開催地。
現在モリコロパークという名前で親しまれている山何個分?というような広大な公園です。
万博自体は、その頃イギリスに住んでいたので行くことができず非常に残念だったのですが、
万博後の公園の活用方法はなかなかのものだと思います。
詳しくは公式サイトをご覧いただければと思いますが、なかでも私たちが楽しんだのは
「サツキとメイの家」の展示です。
トトロにでてくるあの家を映画のままに再現した施設なんですが、これがなかなかよくできていました。
普通の展示施設にありがちな、「さわらないでください」などのサインは一切なく、
「見たりさわったらもとの場所にもどしてくださいね」という緩やかなスタンスで、自由に見学できます。
しかも昭和30年代の生活の様子や映画の世界を体感してもらおうと意図で、
引き出しのなかにお母さんの着物がきれいに畳んでしまわれていたり、
押し入れのなかにメイと書かれたおもちゃがぎっしりつまっていたり、裁縫箱がはいっていたり、
台所に当時の保存色やお茶碗、湯のみが並んでいたり、縁の下にひっそりどんぐりが置いてあったり・・・
草壁一家の生活の様子がありありと感じられる、心憎い演出が至るところにあるのです。
家具やそういった小物は、寄付されたりして集めた当時のもののようで、これらが本当にレトロで味わい深く素敵なんです! なかなかここまで徹底した展示は、私も初めて出会いました。
見学時間は入れ替え制の30分なんですが、そういった細々したものをひとつひとつ出しては閉まってとしていると、
あっという間に時間がたってしまいます。
ちなみに、当時の雰囲気をそのまま味わってください、ということで猛暑ですがエアコンはありませんでした笑
でも、それがやっぱりいいんですね。
建物はエイジング加工がしてあるということ。
うまく再現されていると思います。
その頃は、日本家屋にのなかに一部洋風家屋をミックスするという建築スタイルが流行していたそうです。
今から見ると、本当に斬新でオシャレですよね。
昭和30年代ということは、西暦だと1955?1965年頃になります。
自分たちの扱っているビンテージ家具とオーバーラップして、あの子達が生まれた頃に
日本ではこんな生活していたんだな?としみじみ興味深かったです。
古くて美しい日本の暮らし。
国に関わらず、古い物っていいな?と改めて感じました。
トトロ好きな子どもはもちろん、外国人観光客も多く、大人も楽しめる貴重なスポットです。おすすめですよ!