英国とタータンチェックと椅子と
突然ですが、タータンチェックと聞いてどんな柄を思い浮かべますか???
タータンチェックの歴史は古く、紀元前3世紀ごろまで遡るそうです。
当初は、スコットランドのクラン(clan)と呼ばれる氏族や部族が、自身のアイデンティティや所属を表すために特定の柄を用いていましたそうです。
中世から近世にかけての領土争いや抗争を繰り広げられた時期のタータンチェックは、戦闘服や軍服としても使用されました。
また、スコットランドの各地域で特定のタータンチェックが発展し、地域のアイデンティティを表す要素としても重要な役割を果たしました。
そのような混沌とした時期を経て、18世紀後半になるとタータンチェックの使用は制限されました。
19世紀になると、スコットランドのタータンチェックは再び注目を浴びるようになります。
そのきっかけはあのヴィクトリア女王です。女王がスコットランドを訪れ、スコットランドの伝統文化に興味を持ったことがきっかけです。
ヴィクトリア女王の支持により、タータンチェックはスコットランドの伝統的な衣装として復活し、広く愛されるようになり、現代に至ります。
ちなみに、タータンチェックはスコットランドの登記所にて管理されています。
タータンチェックを登録するためには、特定の基準と手続きが経る必要があります。
現在、数千種類のタータンチェックが登録されており、新しいパターンやデザインが継続的に登録されています。今も進化しています。
チェックと言えば英国、英国と言えばチェックですね。
英国の歴史とアイデンティティを感じるチェックの椅子Instagram