人生最後の日に思い出したいのはなんですか？
こんにちは。
イギリス人店長で検索！『ブリティッシュビンテージプラス』の misakiです^^
やっと、そろそろ秋めいてきたような今日この頃。
皆さんいかがお過ごしでしょうか？
秋といえば『読書』ですね。
先日読んでいた本に、興味深いことが書いてありました。
『日本人はお金を使うことに罪悪感を覚える人が多い』
みなさんは、どうですか？
私はまさしくこのタイプです。（笑）
そしてイギリス人であるポール店長は、面白いくらいに私と真逆！
思うに多くの日本人がもつこの感覚は、
日本に昔からある「我慢」「節制」「自己犠牲」「贅沢は敵だ」などの精神論が深く関係しているように思います。
一方で、欧米人にはこの感覚は一切ないんですね。
「ある意味貪欲で無計画にさえ映る彼らの姿は、同時に自分に正直に生きている証なのかもしれない。」
そんなことを国際結婚生活も１４年経ち、イギリスでの暮らしを経験した今は思うようになりました。
彼らは、ことあるごとに「You only live once. （人生は一度きり）」と口にします。
「一度きりなんだから、楽しまなきゃ！」というポジティブなメッセージ。自分の人生を、自分で楽しく充実させていくという主体的な姿勢。
お金との付き合いにおいてもあくまで『ツール』として切り離して考え、物事の優先順位を人生という大枠で判断しているように思います。
私が結婚してイギリスで働いていた時にこんなことがありました。
母と妹がはるばる日本から会いに来てくれました。
久々の再会が嬉しかった私は、張り切って観光やヨーロッパ小旅行を計画し
親子３人でとても濃密で楽しい時間を過ごしました。
でも同時にかなり散財してしまったことが、少し後ろめたくもありました。
休み明けの出勤日に、そのことを職場の４０代の先輩に話した時のこと。
彼女は実にさらりと・・・
「You don’t remember money, but you do remember the experience.」
お金のことは忘れてしまうけれど、経験したことは心に残るものよ
その言葉で、「貯金けっこう使っちゃたなー」という私のちっぽけな罪悪感のようなものは一瞬で消えました。
確かにあれから１０年経った今でも、
家族が集まると旅行の記憶は楽しかった思い出として会話に上がり、
二度も三度も私たちを楽しませてくれています。
そして私も妹も母親となった今では、
もうあんな風に親子３人だけで旅行することは現実的ではありません。
さらには、私が散財したと嘆いていたあの痛みはどこへ・・・
私たちの扱う家具は、どちらかというと高額の部類になると思います。
それだけに大好きで本当に欲しいけど「私にはもったいないかなぁ」「贅沢だよね」「欲しいけど我慢しよう」
と諦めている人もきっと多いと思います。
そんな時に考えて欲しいです。
人生最後の日に何を思い出したいですか？
そのとき通帳に並んだ数字に、どんな意味があるのでしょうか？
時間は戻せません。
自分がやりたいことをやって、後悔がなくって、
好きなものに囲まれた理想的な空間で、大好きな人たちと一緒に笑っていたくありませんか？
「You don’t remember money, but you do remember the experience.」
今でも心に深く残っていて、自分の選択がぶれそうになる時にそっと思い出す言葉。
成熟したイギリスという国が私に教えてくれた「人生の哲学」。
このなかに、きっとヒントがあると思いますよ。
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