五感を幸せにする。古い家具の魅力


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イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。こんにちは。

 

ほとんど日本のテレビは見ないわが家ですが、

「これだけは!」という好きな番組がいくつかあります。

 

その中のひとつ。

 

京都大原に住む、英国人ベニシアさんの生活を紹介するNHK『猫のしっぽ カエルの手』

みなさんもご存知ですか?

 

日本の田舎暮らしを、古き良きイギリス流にアレンジして楽しんでいる様子は

イギリスの生活を知る私にとっても『なるほど?』と感心する点がたくさんあり

つい手をとめて見入ってしまいます。

 

先日の再放送は、ベニシアさんが30年来通っているという京都の骨董店が紹介された

「アンティークのくつろぎ」というエピソード。

 

そのなかで、ベニシアさんが『心和む家具』というタイトルで年代物家具について語るシーンが

とても素敵だったのでご紹介したいと思います。

 

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木製の美しい家具は
どれも長い時間を経たことで
艶が出て味わい深くなったのです

美しい物を愛する心は
誰にでも備わっています

その心を使って美しい物に目を留め
自分を取り囲む世界を美しくしていきましょう

 

 

私が一番印象深く感じたのは

「美しい物を愛する心は誰にでも備わっています」

このくだりです。

 

 

思えば、

 

桜を愛でる。

満月を慈しむ。

和の着こなし。

伝統建築。

 

もともと日本人は、きっと世界のなかでも美意識の高い国民だったに違いありません。

 

しかし様々な情報が私たちを取り巻き、物にあふれ、時間に追われるなかで

 

私たちは本来与えられていた「美しいものを愛する心」を

ないがしろにしてはいないでしょうか?

 

 

休みをとって、遠くの美しい景色に癒されにいくよりももっと簡単なこと。

 

「自分を取り囲む世界を美しくしていく」

「していきましょう!」と呼びかけているベニシアさんのメッセージは、深く心に響きます。

 

 

『心和む家具』それは人によって様々かもしれませんが、

きれいな景色を見て感動したり、豊かな大地からパワーをもらったと感じるのと同じように

自然美を最大限に活かして作られた年代物家具には、

 

その深い艶や木目を見ているだけで

その柔らかな木肌に触れているだけで

 

疲れたココロが落ち着きを取り戻すような、そんな精神的な作用があるように思えてなりません。

 

誰にでも備わっている「美しいものを愛する心」

あなたは十分に活かして、生活していますか?