イギリス流、キャロット味で祝う誕生日。




こんばんは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。

今日は、ポール店長のバースデーでした。

もともとかなりのミニマリストな人ですが、やっぱり何も欲しい物がないというので

イギリスの伝統的なお菓子であり、彼の好物でもある
「キャロットケーキ」を娘と一緒に作って、誕生日を祝いました。

すりおろした人参が2本!

カルダモンやシナモンなどのスパイスもたっぷりで、
香りはインドのチャイのよう。
なかなかエスニックなパンのような感じですね。

上にクリームチーズでつくったアイシングを厚くのせたら完成です♪
本来なら、スポンジを半分に切って間にもクリームを挟むともっと素敵ですが
そこはサクッと省略しました。笑

日本だと、ケーキ作りって分量とか道具とか色々と敷居が高い感じがしますが、
イギリスではBaking(ベイキング)と言ってけっこうみんな普通にやっています。
オーブンの歴史があるからでしょうか・・・。

そして完璧を求めないイギリス流だから、わたしでも気軽に取り組めるんです!
大まかでも、何となくそれっぽければ良しとします。

イギリスに住み始めた頃は、あのごろっとしたケーキと日本の繊細なケーキを
比べては、全然ふわふわじゃないしきれいじゃないし・・・と不満に思っていましたが
今となっては、イギリスのケーキやビスケット、お菓子がとっても恋しく思います。

きらびやかさはないけれど、素材の味がして田舎っぽくって美味しいんです。
たぶん日本で言えばおばあちゃんの作るおはぎみたいな、そんな素朴であったかい感じです。

イギリスでは、男性でも女性でも本当に甘いものが大好きです。
外食時はもちろんのこと、学校の給食でもきっちりデザートまで完食しますから!
量も食後のお口直し程度のかわいいものではなく、軽く一食分でしょうか。

ちなみに、イギリスでは「デザート」のことを一般的に「プディング」と呼んでいます。

「What’s for pudding?」(デザートは何?)

「We have got a carrot cake for pudding tonight!」(今日のデザートはキャロットケーキだよ!)

わが家の今晩の食卓。こんな感じでしょうか?!