ビンテージ家具倉庫へ、久しぶりのお客さまです。
こんにちは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。
イギリス買付から帰国し10日ほどが過ぎ、「時差ぼけだから?」という言い訳が
いよいよ苦しくなってきた今日この頃です。笑
先週は、福島から幹線で片道4時間かけてお客様が来て下さいました!
今までで一番遠方からのお客様です。本当にありがたいことです。
この方、報道関係のお仕事をされていたということで、とてもお話上手な方。
いろいろと楽しくお話させていただきました。
ビンテージ家具にもとても詳しい方だったのですが、
「ごまかしのないお仕事されてますね。本当に見に来てよかったです!」
と、素晴らしいお褒めのお言葉をいただき
店長ともに、とってもとっても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
そして、福島と言えばやはり復興の様子などにも話が及びましたが
「福島は元気ですよ。ここに残って生活していくことを決めた 人たちが、
本当に明るく盛り上げていこうとしていますから。いいエネルギーがあふれてます!」
と、自信たっぷりに笑顔で語ってくださったことがとても印象的で、
きっと現実的な問題はまだまだ残っているとは思いますが
どんなニュースよりも心に響くメッセージでした。
遠路はるばる、ありがとうございました!
ビンテージ家具・アンティーク家具 買付日記
こんにちは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。
現在、イギリスにて現地買付真っ最中!
さて、2週間のイギリス借り暮らしも、そろそろオシマイ。
さすがは、家にかける情熱が半端ないこの国だけあり、
週単位で借りられるホリデーコテージの快適さも半端なかった?。
築200年超えのこの家は、もともとこの地方で採れるコッツウォルズストーンを使った伝統的な石造り。
観光本などではよく「蜂蜜色の石・・・」なんて紹介されているだけあって、陽が当たると本当にうす黄色に輝き
おとぎの世界に迷い込んでいるかのような、非現実的な美しさがある。
この家は6ヶ月前に宿泊施設としてコンバージョンされたばがりだということで、なかはピカピカ。
食器洗浄機もブロードバンドも完備の充実施設。
上の写真左側の今回増築されたダイニングキッチンも、同じ石で造られているため
完全に違和感なく一体化していて、後づけだなんて聞かなければ分からないくらい。
キッチンの内壁は当時の外壁をそのまま利用している。
間接照明が巧くあたるように設置されていて、まるで洞窟の中にいるような、不思議な、
でも落ち着く感覚。
当時の梁や古材は随所に新たな形で生かされ、センスの良いアンティーク家具とともに味わいを添えている。
結果、築200年級でありながらも、水回りなどは使いやすくリノベーションされ、
トータルで非常に過ごしやすくて気持ちのよい空間に生まれ変わっている。
こんな大技を、イギリス人は結構DIYの延長でやってしまったりするので、それがまたスゴい。
日本だったら、空間デザイナーやらインテリアコーディネーターetcの出番・・・となりそうなものだが
こっちの人はどうレイアウトして?なんてことも自分たちで考えて、でもプロ顔負けに仕上げているのだから
やっぱりもともと生まれ持った感覚が違うの?なんて思ってしまう。
確かに同じ「家」と言っても、イギリス人はそれが広いことや新しいことよりも
「Homely(家庭的な温かさ)」であるかや「Cozy(居心地の良さ)」であることを
とても重要に考えている。
この点は、日本とは決定的に違う。そんな意識の違いもきっと深く関係しているんだろう。
庭から見える一軒下の家。これで一番近いご近所さん!なんて贅沢。
ここにも、同じように古い建物を買い取って、住みながら理想の家へと手を加えている人たちがいた。
私たちが、人生のなかで一番多くの時間を過ごす「いえ」という場所。
今回の小さな村での2週間は、6年間過ごしたイギリスの都会とはまた違い
新たな足跡を私の中に残してくれたように思う。
名残惜しいですが・・・また来年!
ビンテージ家具・アンティーク家具 買付日記
こんにちは。
イギリス人店長による■英国ヴィンテージ家具&アンティークのセレクトショップ■
ブリティッシュビンテージプラスのMisakiです。
現在私たちは、イギリスにて現地買付真っ最中です。
日本は大きな台風が来ているとのこと、みなさん十分にお気をつけてお過ごしください。
週末、私たちはイギリス人も大好きなカーブーツセールに行って来ました。
カーブーツ(Car Boot)とは、イギリス英語独特の言い方ですが
車のトランクのことです。
車ごと乗り込んで設置している、日本で言うところのフリーマーケットを
イギリスでは総称して「Car Boot Sale」と呼んでいます。
真冬をのぞいては、毎週末のように各地で定期的に開催されていて
私たちは、イギリスにいた頃から好きでアチコチよく通っていました。
もちろんフリーマーケットですので、家庭内の不要品が主の所が多いのですが
時にアンティークフェア顔負けの品や、個性的な一品が持ち込まれることもあり
目が離せない場所でもあります。
特にイギリスのカントリーサイドでは、美しい自然と早朝の空気を胸いっぱいに、
目覚めのコーヒーや手作りパン・ケーキをなどでお腹を満たしながら、
のんびりと掘り出しもの探しを楽しむことができ、これ以上ない至福感を味わうことができます。
実際わたしが住んでいた頃に渡英してきた母と妹も、ロンドンなどあちこち観光しましたが
一番楽しかった場所は、「カーブーツセール!」だと言っていましたっけ笑
世界中のバイヤーが押し寄せる、大規模なアンティークフェアもスリリングで良いですが、
首からバインダーを下げて、脇目も振らず小走りしている同業者さんを目にしてしまうと
なんだか自分の求めているものとは違う・・・ような気持ちになって気が引けてしまうのです。
好きが高じて始めたこの仕事です。
大切にしたい価値観を再確認しながら、自分たちが心からこの仕事を楽しんで
ワクワクしながら続けていけたら、これほど幸せなことはないと思います。